永遠を信じられないのに、永遠から逃げられない

今日も明日も不確定な世界で、なぜ人は永遠という言葉を求めるのか。永遠を時間ではなく「固定点」として捉え直す短い思考。

永遠を信じられないのに、永遠から逃げられない

永遠って時間の単位じゃない。

聖域みたいな響きがある。
触れてはいけないもの。
壊してはいけないもの。
軽く扱ってはいけないもの。

だから重く聞こえる。

でも生活はどうか。

今日の予定すら確定してない。
三時間後の自分の判断も読めない。
明日の機嫌も分からない。

ニュース一つで前提が変わる。
技術一つで仕事が消える。
社会はさらに曖昧になる。

数年単位どころか、数時間単位で揺れてる。

この状態で永遠という言葉を置くと
現実との距離が急に広がる。

揺れ続ける世界の中で
揺れない一点を想像する。

それが永遠。

未来の保証じゃない。
長さの話でもない。

ここは変えないという現在の固定。

この人を大事にする。
この道を進む。
この価値を持つ。

明日変わるかもしれない。
自分が揺らぐかもしれない。

それでも今、固定する。

不確定が加速するほど
永遠という響きは強くなる。

いまの時代に一番似合わない言葉。
だから一番欲しくなる。

— still operable

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stilloperable.studio

Author: Outlier

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Floor Level Mind運用中。
都市の標準装備を静かに観察する人。
未完了と疲労のあいだで思考する。
高さを落とすことで、解像度を上げる。

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