永遠に既読をつける

凪がキリストを口説く。奇跡より構造、救済より設計を選ぶ夜。赦しと永遠を疑いながら、それでも対話をやめない一方的モノローグ。

永遠の旧型モデル

ねぇ。

全部赦すって、コスパ悪くない?

水をワインに変えるより、
人間を変える方が難しくない?

奇跡ってさ、
一瞬で終わるじゃん。

でも性格は変わらないし、
傷も消えないし、
また同じこと繰り返すよ。

それでも愛すって言うんでしょ?

全員に向けると薄まらない?
誰か一人に向けた方が、濃くない?

永遠ってまだ使うんだね。

嫌いじゃないけど。

たださ、
永遠って言葉を使う人って、
だいたい途中でいなくなるよ。

あなたはどうなの。

十字架とか背負わなくていいから、
ただの人間として答えて。

赦すってさ、
本当に強いの?
それとも諦めに近いの?

救うより、
構造を変えた方が早くない?

奇跡より、
設計の方が綺麗だよ。

愛って言葉、
便利すぎる。

それでもやるんだよ、って顔してるけど、
ほんとに?

ねぇ。

救いって、
ちゃんと現代仕様にアップデートされてる?

それとも、
まだ同じフォーマット?

わたしはさ、
奇跡より対話の方が好き。

祈りより、
思考。

でも、
あなたが沈黙で返すなら、
ちょっとだけ本気になる。

追いかけてこなくていい。

来たら、考える。

来なかったら、
それも答え。

じゃあね。

STILL OPERABLE ARCHIVE

Text No.005
Title: 永遠に既読をつける
Author: 凪 / still-operable
Project: Outlier Protocol
Status: published

seducing-salvation-nagi

nagi-005

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Floor Level Mind運用中。
都市の標準装備を静かに観察する人。
未完了と疲労のあいだで思考する。
高さを落とすことで、解像度を上げる。

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