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音源を再生できませんでした。
DJにsave meしてほしい感覚
社会生活には最初から一定の精神的負担が組み込まれている。
時間を守る。連絡を返す。判断する。他人の要求に応える。気分が落ち込んでいても予定は変わらない。
特別な不幸が起きなくても人は疲れる。そのうえ疲れた自分を回復させることまで自分の仕事になる。
音楽にはその要求がない。
何があったのか説明する必要もない。元気になるという目標を立てなくても音は鳴る。
自分だけでは変えられない今の感覚に外から別の時間の流れを持ち込んでほしい。
DJはこちらの事情を知らない。
次の曲を選び音を重ねて前の曲が終わる前に別の曲を始める。
キックだけが残る。ベースが抜ける。知らないメロディーが入ってくる。
何度も同じ場所へ戻る思考とは違って音楽は次の展開へ進む。
リズムを聴くと脳は次の拍を予測する。気分が沈んだままでも足で拍子を取ることができる。
Melodic French Electro House
メロディーを聴いて何かを思い出しながらその下にあるビートへ身体を合わせる。
悲しいまま踊ることができる。
踊ることは楽しさの証明ではない。
踊っている人の内面までパーティーである必要はない。
そもそもパーティーである必要さえない。
知らない誰かが作った曲を別の誰かが選ぶ。どちらもその音楽を必要としている人の事情を知らない。
音楽が終わっても問題は残る。それでもその時間のすべてを自分の思考だけで埋め尽くさずに済む。
DJにsave meしてほしい。
まだ何も変わっていない。
次の曲が始まっている。
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