自分の魅力がわからない人へ|君は自分の使い方をまだ知らない

自分の魅力がわからない人へ。可愛いと言われても自分では把握しきれない理由を、他人に起こる反応・慣れ・環境との掛け算から考える。GlassRoomは、まだ知らない自分の使い方まで活動の中で探していく。

YOU HAVE NEVER SEEN THE FULL EFFECT OF YOURSELF.
君はまだ 自分がどこまで人に残るのかを見たことがない

君は魅力がある。自分でもそこまでは知っているかもしれない。可愛いと言われたことがある。写真を見て今日はいいと思う。人から好かれやすいことも何となく分かっている。自分の魅力がまったくわからないわけではない。把握している量が少ない。

目次

自分の魅力は 自分だけでは採点できない

魅力は自己評価だけで決まらない。人に何を起こしたかにも現れる。目が止まる。名前が残る。もう一度見たくなる。いないところで思い出される。次に会ったとき少し嬉しくなる。写真をもう一度開く。その結果の多くは本人の中では起きない。

自分の顔を見て自分の目が止まることはない。自分が帰ったあとに自分を思い出すこともない。誰かの記憶に自分の名前が何日残ったのかも分からない。本人は原因にはなれても 結果が起きた場所にはいられない。

それなのに「自分はこのくらい」と決める。本人まで返ってきた反応しか持っていないのに 自分の魅力全体を採点している。

可愛いと言われた回数と 可愛いと思われた回数は同じではない。覚えられた回数と それを本人が知った回数も同じではない。誰かがあとで名前を出したことも もう一度写真を見たことも 本人へ届かなければ自己評価には入らない。

重要なデータを持っていないまま「私はこのくらい」と答えを出している。

だいぶ強気な推定だ。

他人には特徴でも 本人には初期設定

本人は自分に慣れすぎている。毎日その顔。毎日その声。毎日その話し方。何年も同じ身体から世界を見ている。人から見れば特徴になるものまで 本人には最初から入っていた設定に近づいていく。

何とも思っていない横顔を誰かが覚える。本人なら消す写真を誰かが選ぶ。意識したこともない声を好きになる人がいる。人の話を聞いている数秒だけ あとまで残ることもある。

本人にとって供給量が多すぎる。その顔は毎朝ある。その声も毎日出る。昨日も持っていたものを今日も持っている。自分にとって無制限に供給されるものへ 希少価値を感じるのは難しい。

他人には一回目がある。初めてその顔を見る日がある。初めて声を聞く瞬間がある。初めて笑うところを見る数秒がある。

本人だけが 自分の初登場を経験できない。

可愛い人ほど 自分の可愛さを安く理解できる。価値が低いからではない。毎日持っているから。

可愛さは固定値ではなく 掛け算で出る

君 × 光。君 × 服。君 × 音。君 × 距離。君 × 誰か。君 × まだ行ったことのない場所。

同じ人でも掛けるものが変われば 出てくるものは変わる。昼には見えなかったものが夜に出る。自分なら選ばなかった服で急に完成する。一人でいるときは静けさそのものが目を止める。誰かの隣では その静けさが二人の関係まで違って見せる。写真では綺麗だった人が動くと別の可愛さを持つ。声が入って初めて全体がつながる人もいる。

本人そのものは同じでも 条件が一つ変わるだけで結果が変わる。今まで試してきた組み合わせは 人一人にあり得る組み合わせのごく一部になる。

まだ掛けていない組み合わせについて 今の自分は何も知らない。今見えている自分だけで最大値を決めるのは 掛け算を数回しかしていないのに答え合わせを終えるようなものになる。

そして一度だけ 理由の分からないほど良いものが出ることがある。一枚だけ異様に強い写真が出る。自分なら選ばなかった服が信じられないほど似合う。誰かと並んだ瞬間に空気の見え方が変わる。本人なら通り過ぎる数秒を 他人が忘れない。

先に誰かが気づく。少し遅れて本人も知る。

最初は偶然だった。二回目には 前回何が起きたかを知っている本人がいる。三回目には 以前なら偶然へ預けていたものを自分で選び始める。

可愛い人が 自分の可愛さに追いついてくる。

追いついた本人は 最初の本人とは同じではない。人に教えられた自分の強さを知っている。前には選ばなかったものを選べる。偶然にしか出なかったものへ 自分から近づける。

追いついた頃には 可愛さの方がまた先へ行っている。知らなかった服を着る。知らなかった人と組む。知らなかった場所へ行く。その経験を持った本人から 前には存在しなかったものが出る。

また本人が追いつく。

元から良かった。それだけでは説明できないほど良くなった。その二つが同時に成立する。

アイドルは 昨日出た魅力を今日へ持っていける

日常では可愛いと言われて一日が終わる。誰かに覚えられても翌日は別の生活へ戻る。一枚だけ良い写真が撮れても その一枚が次の自分へ接続されるとは限らない。

アイドルは 昨日出たものを今日へ持っていける。一度誰かが見つけた強さを本人へ返せる。本人が知った状態で次へ進める。前回の偶然が 次回の選択に入る。

日常では魅力が発生して消える。アイドルでは発見された魅力を残せる。本人へ戻せる。次に使える。

最初は他人の方が知っていたものを 本人が知る。本人が知った瞬間から その魅力には持ち主の意思まで入る。

元から可愛い人が 自分の可愛さの扱い方まで覚える。

魅力は「あるかないか」だけで考えるには小さすぎる。どこで出るのか。何と掛けると出るのか。本人が知ったあと何が起きるのか。その本人を別の条件へ置いたら 次は何が出るのか。

GlassRoomは 君をもっと大きく使う

GlassRoomは 可愛いかどうかをゼロから判定するところから始めない。

もう可愛い。

本人が知っている分がある。本人まで返ってこなかった分がある。本人には初期設定すぎて価値を付けていない分がある。誰かとの間にしか出ない分がある。まだ一度も掛けていない条件から出る分もある。

一度見つかったら本人へ返す。本人が知る。次は選べる。その本人をまた別の条件へ置く。

可愛い人が自分の可愛さに追いつく。追いついた本人から また本人の知らないものが出る。

GlassRoomは この追いかけっこを終わらせる気がない。

君はまだ 自分の使い方を知らない。

最初に自分で思っていた「私はこのくらい」が 間違っていたとは限らない。

計算が早すぎた。

君は可愛い。本人も少し知っている。

本人がまだ知らないのは 自分の可愛さがどこまで先へ行けるのか。そして追いついた自分が そこから何を出すのか。

GLASSROOM|MEMBER ENTRY

君はまだ 自分の使い方を知らない

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Author

GlassRoom / ToBeAlive Project

人がすでに持っている価値を、他人の場所で消費させず、自分の名前に残すための設計と文章。

アイドル、ブランド、仕事、選択について扱っています。

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